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戒壇設置

僧になるための機関として戒壇が日本で3箇所設置された。
奈良時代に僧になるための登壇授戒までの道のりは厳しかった。
出家して得度を許されると沙弥・沙弥尼になるが、この時点で難関の試験を突破して得度証明書である度牒を取得しておく必要があった。

その上で戒を受けるための資格試験があり、これに合格して初めて受戒の機会が生じた。
755年に奈良の東大寺、761年に下野薬師寺および観世音寺に設置された。
これをまとめて「天下之三戒壇」と称した。